認知症の症状にはどんなものがある?

認知症を発症すると、日常生活に支障をきたす様々な症状が出てきます。認知症患者への正しい対応をするためには、どのような症状が出るのかを把握していく必要があります。

 

記憶障害

 

認知症のイメージで最も多いイメージが、記憶障害です。過去に体験した出来事を忘れてしまう症状です。普通の物忘れとは異なり、過去にあった事実そのものが無くなってしまうので、患者にとっては体験したことのないもの、として認識されてしまいます。

 

記憶障害が発症すると、周りとの齟齬が起こり、患者の混乱を招いてしまいます。この時、患者の不安感も大きくなるので、まずは患者自身の訴えを否定せず、落ち着いて話を聴くようにしましょう。

 

徘徊

 

認知症の症状で問題行動として取りあげられるのが徘徊です。徘徊により、行方不明となってしまうケースは後を絶ちません。

 

これは、患者が何かを探しており、何かしらの目的を持って徘徊をしているという理由があります。例えば、自分の部屋が分からなくなり家の中を徘徊する、自宅が自分の家と認識できず外へ出てしまうといった原因があるのです。

 

徘徊を予防するためには、介護者の見守りが必要です。家の中で徘徊をしている場合、何を探しているのかを聞いて、介助してあげましょう。

 

外へ出てしまう場合は、鍵を施錠するといった予防法もありますが、まずは患者自身の不安感を拭い取ってあげましょう。

 

見当識障害

 

見当識障害とは、日時や場所が分からなくなってしまう症状です。発症すると、現在の日時、時間、場所が把握できなくなり、不安感に襲われたり、徘徊に繋がる場合があります。

 

時間や日時が分からなくなった場合は、日付と時間が分かる時計を用意する、場所が分からなくなったら地図などを用いて現在位置を確認するといった介助をしましょう。